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心に響く人生の達人セミナー
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記事詳細
2011/11/10
平成23年度『種まく子どもたち』
by:
島高
11月10日(木) 「心に響く人生の達人セミナー」が行われました。
講師 佐藤 律子 氏
演題 「種まく子どもたち」
【講師紹介】
和歌山県橋本市在住。40代から童話を書き始める。
1994年、『けいこ先生のほけんしつ』で第14回カネボウ・ミセス童話大賞、『遊太』で東北電力「夢見る子供童話大賞パート2」大賞、『おーい夢』で第43回毎日児童小説優秀賞を受賞。
1997年、次男を小児ガンで失い、学校などの依頼に応じて体験を語る活動を始める。「いのちの語り手登録バンク」主宰。
編著書に『種まく子供たち』(ポプラ社/角川文庫)、『空への手紙』(ポプラ社)、『いのちの灯台』(明石書店)など。
2001年、橋本市文化賞受賞。現在は和歌山県教育委員会委員、橋本市社会教育委員会議議長、橋本市岡潔数学WAVE理事を務める。
【要旨】
講師佐藤律子さんは、次男を小児ガンで亡くした。自分のことが嫌いで自信がないという人がたくさんいるが、彼の生き方を話すことで、自分のことを好きになるきっかけになればという思いから、講演を続けられている。
恐がりだった次男タクヤさんだが、辛い治療の中で様々な人に出会い、「自分がガンを治して、誰かの役に立ちたい」という強い気持ちを持って闘病し、周囲の人への感謝を口にして亡くなったという。みんな色々な悩みを抱えていると思うが、家族や祖先が一生懸命頑張って生きてくれたから、今の自分がいる。その受け継いだ種を広く撒いていってほしい。今勉強していることを活かして他の人を楽しませてほしい、と語られた。
生徒からは「同じ病気の人のためにも、自分が生きなければならないと考えたところがすばらしい」、「死を目前にして、自分のことを考えるのではなく、家族や友人に感謝の気持ちを伝えたところが印象に残った」などの感想が寄せられました。非常に難しいテーマでしたが、生徒は自分の生き方と重ね合わせて聴いていたようです。
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