3 乾杯、懇親会
乾杯のご発声は寺田誠吾特別顧問(18回生)で、「1980年に第1回の関東島高会が始まって今年は第34回目です。参加者の最高齢は90歳です。私も77歳で寿杖をいただきました。乾杯!」という威勢の良い掛け声で宴の開始。楽しい笑い声が響き、お互いの近況報告の声も絶え間なく聞こえ、美味しい料理に舌鼓を打ちながらの歓談が始まりました。
そして、いよいよ当番幹事(33回生)による“お楽しみタイム”のスタートです。ここからの司会進行は長田純夫さんと工藤栄子さんです。
「第1部は寸劇『お金の話、出たら詐欺!悪か人にだまさるんなよ』です」と紹介があり、3つの話を演じます。
【1.オレオレ詐欺】
孫を装った男から祖母の家に電話があり、会社の金百万円を失くしたから貸してほしいと。すっかり信じ込んだ祖母は、言われたとおり百万円を島原駅で待つ男に渡してしまいます。島原弁の掛け合いが面白かったです。
【2.ロマンス詐欺】
男性がスマホを見ていると外国の女性からSNSのメッセージが届き、友達申請を承認してしまいます。しかし、裏で操作しているのは女性になりすました犯人の男です。男性は女性の写真や甘い言葉をすっかり信じてしまいます。何度かSNSでやり取りをした後、投資話に乗って百万円を振り込んだところで女性と連絡が取れなくなってしまいます。
【3.還付金詐欺】
男性の家に島原市役所の年金課を名乗る男から払い戻し金の期限が今日までとの電話がかかってきます。そして、ATMに行って言われるままに操作し、犯人にお金を振り込んでしまい、通帳残高が減っていることに気づきます。これもすべて島原弁での掛け合いでした。
「我々33回生の中でも何人かが被害にあいかけました。決して他人事ではありません。一人で抱え込まず、警察にご相談ください。島高同窓生の皆様、くれぐれもお気をつけてくださいね」
続いては、逍遥クイズです。「逍遥とは、気ままに歩きまわること、散歩という意味です。私たちが島高生の頃、正課のクラブに逍遥部があって島原城のあたりを歩いた記憶があります。今日は島原半島の逍遥をクイズでお楽しみください。ご来場の皆様の名札にオレンジ、緑、赤、黄、青のいずれかの紙が入っていますのでご確認ください。この5チームの対抗で早押しクイズを行います。各チームの回答者は予め指名させていただきました。全15問を5組の方々が3問ずつ答えていただきます。正解の一番多かったチームの方は、回答者だけでなく全員にすてきな賞品をご用意しています。どうか、奮ってご回答ください」と呼びかけ熱気を帯びた進行に。中には珍回答もあり、会場は爆笑の渦に。優勝は青チームで、ふるさとのお菓子の詰め合わせをゲットとなりました。