次は、「事業報告、会計・監査報告」です。北島満樹事務局長(35回生)から事業報告、会計報告がなされ、高橋美恵子会計監事(20回生)から監査結果の報告があり、拍手をもって承認されました。また、勝又会長より会則の変更提案があり、拍手で承認されました。
来賓紹介に続き、小松廣海島原同窓会会長(23回生)、渡崎次郎島原高校校長、金子忠教島原市副市長(29回生)の代表3人からの祝辞。
小松会長からは「雲仙普賢岳が噴火して30年以上、今では長崎新幹線も開通しました。島原に帰って来られるときはちょっとずつ変化しているのをご覧ください。」との言葉をいただきました。
2人目の渡崎校長からは「私は今年の4月に第25代校長を拝命いたしました。私は歴代の校長先生と違って島原高校の卒業生ではなく申し訳ない思いですが、多くの方々から、『先生、そがんこと言わんちゃ、島高のために頑張ってくれんね』と優しい言葉をかけられています。この言葉を心の支えに精一杯頑張ります。島高を愛する人間が一人増えたと思って、どうぞよろしくお願いします。」との自己紹介をいただきました。その後、島高でのエピソードとして、「島高生は優しさのかたまりです。あるとき生徒4人と石垣の草むしりをしていると、『先生、今日のPTA総会で面白かことば言って、誰も笑わんでも、それは周りの人が笑わんから笑わんとですよ。気にせんでください』と優しいアドバイスをもらいました。また、先月の体育祭の翌日、PTA幹部の方から私に連絡がありました。休みの日だったのでお叱りの連絡かとおもったら、『おじいちゃんが孫の体育祭を見に行っていて、昼休みにトイレに行ったらいっぱい並んでいたけど、島高生が順番を譲ってくれました。手洗い場でも別の島高生が譲ってくれました。おじいちゃんはめちゃめちゃ喜んで帰ってきました』と。こういう親切なふるまいも島高生は当たり前だと思ってやっています。これこそ、先輩方が築かれたすばらしい伝統だと私は思います。定時制は15名しかおりませんが、バドミントンでは県大会で男女とも3位になりました。私もたまに体育の授業に参加していい汗をかかせてもらっています。夜9時頃、体育館アリーナを出ます。すると、ライトアップされた、築城400年の島原城がぽーんと目に飛び込んできます。ほんとうに、改めて素晴らしい高校に赴任させてもらったと感謝するとともに、島原高校の歴史の重さを感じております。先輩方が築かれたすばらしい伝統を受け継ぎながら新しい伝統を作り出して、地域の方々や先輩方に愛していただける島原高校にするために生徒たちと一緒に頑張りますので、皆様のお力添えをどうぞよろしくお願いいたします」との話がありました。
3人目の金子副市長からは、「今年は島原の初代藩主・松倉重政侯が島原城を築城して400年になる記念すべき年です。昨年のクラウドファンディグでは目標額を上回り、大晦日のカウントダウンイベントには二千人を超える多くの皆さんに参加していただき、大成功となりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。」とのお礼と、「今年もお手元の資料にあるようなイベントを順次行っていきます。」との紹介がありました。
この後、伯川幹事長から、関東島高同窓会の歴史を簡単に紹介いただき、喜寿を迎えられた参加者(9名)に寿杖が贈呈されました。先輩方々には壇上に上がっていただき、記念撮影が行われました。