島原城や初市を舞台にした小説『サーカスの少女』を四月二十日に出版することになりました。以前、書いて、コスモス文学新人賞に選ばれていたものですが、作家の安部龍太郎さんや、ドナルド・キーンさんの下で博士号を取られた比較文学者のムルハーン千栄子博士（元イリノイ大学教授）から出版を薦められていたものですが、このたび出版の運びとなりました。

　すると、２０２４年が島原城築城４００年に当たるということで、島原市から築城４００年記念事業に認定されました。

　故郷の自然や、風物をふんだんに盛り込み、島原弁丸出しの小説となっています。

　叔父・堀口静夫が島原商業学校に奉職し、校歌を作曲したこと、島原高校で教鞭をとっていた昭和２４年、国見高校の前身が発足する時に、その準備に奔走したことなどにも触れました。

　題名は、今川町に住んでいたころ我が家のそばにサーカス小屋があり、初市の時には毎年、そこにサーカスの人たちがやってきていたことに因みます。家の前は、虎やライオン、象、猿などがきて、さながら動物園のようでした。

　そのサーカスの一座に一人の少女がいました。その少女との、思い出を基にした小説です。

島原の歴史や、風土、暮らしぶりなども随所に紹介してあります。

詳細は、下記をご覧ください。

サーカスの少女 | 植木 雅俊, 村上 豊 |本 | 通販 | Amazon