3月1日(火)午前10時より、島原高校第68回卒業証書授与式が体育館において挙行されました。
普通科198名・理数科38名、計236名の卒業生は、教職員と在校生、保護者、来賓に大きな拍手とともに温かく迎えられ入場し、校長先生より一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
卒業証書の授与を終えられた北浦剛資校長先生(高26回)は、『”品格ある島高生たれ”を目指すテーマとして揚げ、成長を願い見守ってきたが、その期待に十分応え、校是”文武両道”に沿って学習・部活動両面に活躍してきたのが68回生。遡ると、これまで慈しみ育ててきてくれた古里の自然と人情(キーワード:故郷)。そんな周りの支えで今がある68回生が島原高校で内在するパワーを見せつけ、”諦めず思い続ければ願いは叶う”ということを教えてくれました(キーワード:不屈)。三年間頑張った証として、必ずや自分の夢を実現し、島高で身につけた品性や本物のリーダーシップを誇りに、たとえ厳しくとも力の限り雄々しく羽ばたいてください(キーワード:希望)。』と激励のお言葉を卒業生へ贈られました。
続いて、在校生を代表し野口雅弘さんより、『人としてどう考えどう行動するのか...先輩方が今まで学んでこられた三つの”S”(スマイル・サイエンス・ストイック)を常に胸に抱き、困難に立ち向かい島高魂で夢に向かって挑戦し続けてください。校是である文武両道のもと仲間と切磋琢磨し合い、後輩に優しく接してくださる先輩方は、まさに私たちを導いてくださる光でした。そんな先輩方から教わったことを胸に刻み、島高の伝統と母校への熱い思いを必ず次の世代に受け継いでいきます。』と、卒業生への敬愛の思いと激励の言葉が贈られました。
後輩の熱い激励の言葉に応え、卒業生代表の黒川大樹さんからは、『島高での三年間では、楽しい思い出と共に、たくさんの苦難を仲間たちと共に支え合い乗り越えたからこそ今の私たちがある。最高の仲間たちと共に、無我夢中にがむしゃらに夢を追いかけ、熱い青春を送ったことは一生の思い出であり、私の誇り。68回生のこの一年間のテーマは”感動の最終学年(フィナーレ)”。私たちは島原高校での輝くような思い出と、感謝の思いを深く胸に刻み、未来を自分たちで切り開き、北浦校長先生が示してくださった言葉”ゆめ・実現”に向けて力強く歩んでいきます。私たちが先輩方から受け継いだ島高魂を在校生の皆さんに託します。これからも続く後輩たちへと繋げていってください』との力強い決意と後輩へ寄せる思いが、先生方、家族の皆さんへの感謝の言葉と共に語られました。
最後に、島高合唱部の美しい歌声と会場の温かい拍手に見送られて卒業生は退場し、保護者を代表し、中島佐智子様より、三年間子供たちを見守ってくださった校長先生をはじめとする先生方へのお礼の言葉が述べられ、全日制第68回卒業証書授与式は閉会しました。