昨日、島原高校同窓生の内嶋善之助さん(高23回)が来校され、ご自身で執筆・出版された書籍「八千個の棺」を同窓会・島原高校・島高文芸(演劇)部へ寄贈してくださいました。
この書籍は雲仙岳噴火災害が起きた平成3年6月3日以降に島原市などで見聞きされた出来事と風景をモチーフにし執筆された戯曲(フィクション)。
災害当時の避難所で流れた、8000個の棺が秘密裏に用意されているとの噂の真相を調べようと、奔走する4人の女子高生を主人公とするこの物語には、災害の記憶がだんだんと薄れていく中で、噴火を知らない若い人達が当時の状況や人々の思いを知り、後世へ伝えていってほしいとの願いが込められています。