今日は卒業式です。
全日制276名、定時制11名が、島原高校を巣立っていきます。
2月28日の入会式もとても和やかでいい会だったのですぐにもアップしたいのですが、写真がまだ届かないのですみません、もうしばらくお待ちください。
(ドジな私がデジカメを持っていかなかったので、学校の写真担当の先生からもらうことになっています)
なぜ今頃榊原資料館のことなど・・と思われる方もおありでしょうね。
実は、同窓会宛に、榊原資料館に保存してある「ピアネッティ」にまつわるお手紙をいただいたのです。
ピアネッティ(もしくはピアネット)は、グランドピアノの形をしてるけれどとても小さなピアノの前身みたいな楽器です。
楽器博物館とヤマハ本社に一台が確認されているだけの幻の楽器です。
ところが、榊原資料館にはこの大正12年のピアネッティがあるのです。
それも、このお手紙をくださった坂入牧さん(女学校33回生)によると、父親の森田松三郎さんは、島原中学を出て九州帝国大に進んだ一期生で、当時長崎県からただ一人の大学卒業生だったとか。
台湾総督府に勤務なさっていた頃、ふるさと島原の小学校にピアノがないと聞き、寄贈なさったそうです。
この森田さん寄贈のものかどうかは今となっては、少しあやふやらしいのですが、幻のピアノ「ピアネッティ」が、確かに榊原資料館には現存し、大事に保管なさっています。
数年前には、これを奏でた演奏会も開かれました。
榊原武之先生はお亡くなりになりましたが、奥様が大事に守っていらっしゃいました。