龍石海岸から、さらに南へ下り、島原半島の突端、早崎半島へ。ここはあこうの木の群生地でもあります。島原半島は、約430万年前(現在は、更に古い地層が見つかり450万年前らしい)この早崎半島付近にあった海底火山の噴火から始まったそうです。ここの海岸には、黒い石畳のような溶岩流があり、表面が滑らかで、上をホイホイ歩けるから「パポイホイ溶岩」という玄武岩だそうです。早崎半島の玄武岩の説明板.bmp 早崎半島.bmp 早崎海岸.bmp 早崎海岸の地層.bmp この早崎海岸から、玄武岩の火山でできた岩戸山と女島を見ながら、女島・岩戸山.bmp津波見の孝子の里へ。ここから岸信介首相の顔に似ている両子岩が見えます。両子というのは以前は同じような岩が二つ並んでいたからだそうです。ここの地層からはいろんな化石が出るそうです。津波見脊椎動物化石群の説明板.bmp 両子岩.bmp 津波見の孝子の里にて.bmp そこから今度は山の方へ登り、ここも新しくできたジオサイト棚畑展望台へ。この体験ツアーは絶景を巡ると銘打ってあるほど、晴れていたら熊本・天草、それから長崎野母半島、山側には雲仙の連山が広がっているはずでした。やっと海側はなんとか見えて来ましたが、まだまだ山は全然見ることができませんでした。この辺りは、長崎県だんだん畑10選」に選ばれたじゃがいも畑が広がっています。棚畑展望台の説明板.bmp 展望台.bmp 棚田.bmp 神社も整備されていて、インドネシアの方はこんな日本的な物が珍しいのか記念にパチリ。記念写真001.bmp ところでかすかに見える長崎野母半島と島原半島は、年に1cmずつ離れていってるらしいです。(何故そうなるかは伺ったけど私には理解不能でしたので、すみません)こことその次の花房展望台は、ぜひ晴れた日にまた来たいな〜と思いました。南目に行くことはほとんどないので、このツアーはいろんな見どころを教えてもらって楽しかったです。なにより、景色がきれいだけでなく、それが息づいている大地の姿として眺めたらさらに感動が増します。それが、ジオパークのボランティアガイドの方と巡る楽しみなんだと思います。地質学の視点をちょっと持つだけで、新しい発見があります。このジオパーク国際ユネスコ会議のお陰でいろんなパンフレットもできているし、ジオさらくコースも整備されています。パンフレット片手にぜひさらいてみてください。
地層・断層に詳しくこないだはテレビにも出てらした長谷川さん、島原の歌を何曲も歌い、「たこ女房」のお話しを語り、たくさんの蘊蓄を披露してくださった松尾さん、お二人のお陰で楽しい半日でした。インドネシアから参加なさった9名の方々のお世話を一手に引き受けて、自然に会話なさっていた加代子さんは、この会議のために現在お住まいの韓国から駆けつけてくださった方だとか。皆様お世話になりました!加代子さんとインドネシアの方.bmp